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店舗の内装施工ガイド! 全体の流れや業態別の特徴を解説

店舗内装の施工は理想のお店を形にする最初の、そして最も重要なステップです。しかし、「何から始めればいいのか」「費用はどれくらいかかるのか」と感じている方も多いのではないでしょうか。



この記事では、初めて店舗の内装工事をするオーナー様が、不安なくスムーズに理想の店舗を実現できるよう、店舗内装施工の全体像や流れ、費用相場などをわかりやすく解説します。

店舗内装の施工とは?

店舗の内装施工とは、設計図に基づいて店舗の空間を作り上げていく一連の工事を指します。単に壁を塗ったり床を貼ったりするだけでなく、お店のコンセプトを形にするための重要な作業です。ここでは、まず内装工事に関する基本的な定義や範囲を整理しておきましょう。

内装工事と設備工事の違い

店舗の工事は大きく「内装工事」と「設備工事」の2つに分けられます。内装工事は、床、壁、天井、間仕切りといった空間そのものを構成する部分や、カウンターや棚などの造作(ぞうさく)物を設置する工事です。



一方、設備工事は、店舗の機能に欠かせない電気配線、照明、給排水、空調(エアコン)、排気ダクトなどを設置する工事を指します。特に飲食店や美容室などの水や火を扱う業態では、この設備工事が非常に重要で、専門的な知識と法的な規制が深く関わってきます。

施工範囲

店舗内装施工の範囲は広く、床材の張り替え、壁の仕上げ、天井の設置、照明の配置、カウンターや棚などの造作家具の製作まで多岐にわたります。



換気扇や空調機、水回りの配管など、一般住宅にはない設備が必要です。店舗では、業態ごとに施工範囲が大きく変わるだけでなく、居抜き物件の場合は既存設備の劣化状況を確認し、必要に応じた入れ替えや移設が必要になります。

業態ごとの内装施工の特徴

店舗の内装施工は、扱う商品やサービスによって必要な機能や求められる耐久性が大きく異なります。



飲食店であれば、厨房周りの給排水設備や排気・換気設備が欠かせません。美容室はドライヤーやシャンプー設備に対応できる電気容量や給湯設備が重要です。物販店の場合は、照明計画や商品を見やすく並べる什器の配置が売上に直結します。



それぞれの業態で必要となる施工内容を理解しておくと、後の設計や見積もりもスムーズになります。

店舗内装施工の全体像と流れ

店舗の内装施工は、計画からオープンまで数ヶ月にわたる大きなプロジェクトです。全体像を把握することで、いつ、誰と、どのような打ち合わせが必要になるのかを明確にし、計画をスムーズに進められるようにしましょう。

計画・設計

店舗づくりは、コンセプト決めやレイアウトの検討から始まります。特にコンセプトはお店の成功に大きく影響するため、しっかり考えていきましょう。



この段階で、お店の雰囲気や必要な設備、動線を明確にし、デザイナーや施工会社とイメージを共有します。物件の設備状況や法律上の制限も確認しながら、無理のないプランに落とし込むことを目指すフェーズです。



なお、店舗内装設計の進め方については、以下の記事で解説しています。

「プロが解説! 成果を出す店舗内装設計のステップと重要ポイント」

契約・準備

設計図と見積もりに納得すれば、施工業者と本契約を結びます。この際、工期、支払い条件、保証内容をしっかり確認しましょう。



また、実際に工事に入る前には、行政や消防署に対して建築確認申請や消防計画の届出など、各種申請が必要です。これらの手続きは、多くの場合業者側が代行しますが、オーナー様も進捗を把握しておく必要があります。



なお、資材の発注や、長物の納期の確認などもこの段階で行われます。

施工

いよいよ工事の開始です。既存の建物を壊す解体工事から始まり、骨組みとなる壁や天井の下地組み、電気・給排水などの設備配管、そして仕上げの床材や壁材の施工へと進みます。



工事期間中は、設計通りの品質が確保されているか、現場を定期的にチェックしましょう。最終的に工事が完了すると、完了検査が行われ、図面通りに仕上がっているかを確認します。

オープン・アフターフォロー

すべての工事が完了し、行政や消防の最終検査に合格すれば、晴れて店舗オープンとなります。しかし、施工は終わりではありません。



理由としては、引き渡し後、数ヶ月から数年の間に設備機器の初期不良や内装材の不具合が生じることがあるためです。



施工後の保証内容や、メンテナンスに関する体制が整っているかを確認しておくようにしましょう。

店舗内装施工の費用相場

内装費は、お店の業態、広さ、そして既存の状態(スケルトンか居抜きか)によって大きく変動します。ここでは、費用の目安と、コストを抑えるための方法をみていきましょう。

業態別の坪単価目安

店舗内装にかかる費用は、業態や物件の状態によって大きく異なります。たとえば飲食店の場合、厨房設備やダクトなどの設備工事が多いため、坪80〜200万円ほどが一般的な目安です。平均すると 90万円前後になるケースが多く見られます。



美容室は給湯設備や電気容量の確保が必要となるため、坪30〜60万円ほどが相場です。シャンプーブースなどの造作が増えるほど、費用は上がる傾向があります。



物販店の場合は、給湯設備工事などは比較的少なくなりますが特注什器が多くなり、坪30〜60万円程度に収まることが多いでしょう。ただし、デザイン性を重視した店づくりをする場合はこの限りではありません。



同じ業態でも、デザインのこだわりや素材選び、既製品か造作かといった要素で費用が大きく変わるため、あくまで“目安”として捉えておくと安心です。

(※2025年12月時点での概算の相場です。)



店舗内装の坪単価に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

「店舗内装の坪単価はいくら? 費用目安とコスト最適化のコツ」

費用が高くなりやすいポイント

店舗内装の費用が高くなりがちなポイントは、造作家具や設備工事です。特注のカウンターや棚はデザインの自由度が高い一方でコストも上がります。また、電気や水回りなど設備工事が増えると費用に直結します。物件の状態によっては、追加工事が必要になる場合もあり、見積もりより費用が膨らむケースも少なくありません。

コストを抑える方法

費用を抑えたい場合は、以下のような工夫を凝らしてみてください。


オーダーメイドの造作家具の代わりに、デザイン性の高い既製品の家具をうまく取り入れたりDIYしたりすることで、製作コストを削減できます。また、床材や壁材は本物の木材や石材ではなく、耐久性の高いシートやタイルなどの代替素材を検討してみましょう。見た目の印象を保ちつつコストを抑えられます。



居抜き物件では、既存の給排水や電気設備、空調設備をそのまま活用できると大きくコストダウンが可能です。ただし、古い設備は後のメンテナンス費用が高くつくこともあるため、業者と相談しながら慎重に判断するようにしてください。

まとめ

店舗の内装施工は、多くの専門的な工程と判断が伴うため、不安を感じるかもしれません。しかし、この記事で紹介したように、全体の流れと費用相場、そして必要な基礎知識を事前に把握しておけば、不安は大きく解消されるはずです。



理想の店舗を実現するためには、オーナー様の「想い」を設計・施工業者に正確に伝え、信頼関係を築くことが何よりも重要です。パートナーとなる施工業者と二人三脚で、計画的かつ丁寧にプロジェクトを進めていきましょう。



株式会社バイソンは、長年の実績と専門知識に基づき、お客様のコンセプトを深く理解したうえで、集客力と機能性を両立させた店舗設計・施工を得意としております。店舗づくりにおける豊富な知識と経験で、お客様の理想の店舗を、計画からアフターフォローまで誠心誠意サポートいたします。ぜひ、お客様の夢を形にする第一歩として、お気軽にご相談ください。

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