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内装クロスの選び方|素材別の特徴も解説

内装クロスは、部屋の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。しかし、種類が多く、選び内装クロス選びは、店内の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。しかし、種類が多く、選び方がわからないという方も多いでしょう。


この記事では、内装クロスの基本から6種類の特徴、メリット・デメリットまで詳しく解説します。それぞれの素材がどのような空間に適しているかを理解し、あなたの理想の空間づくりに役立ててください。

内装クロスとは?

内装クロスは、壁紙とも呼ばれる内装材料です。主に壁や天井に貼られ、部屋の見た目を美しく整えるだけでなく、壁を保護する役割も果たしています。部屋の雰囲気を作り出す重要な要素であり、色やデザイン・素材によって様々な表情を演出できます。


また、防火性や防音性・調湿性といった機能を持つものもあり、快適な住環境づくりに欠かせません。選ぶ内装クロスによって空間の印象が大きく変わるため、用途や好みに合わせた選択が重要です。

内装クロスの主な種類

内装クロスには、ビニールクロス、紙クロス、布クロスの主に3種類があります。

  • ビニールクロスは最も一般的で、耐久性が高く手入れが簡単
  • 紙クロスは通気性が良く、自然な風合いが特徴
  • 布クロスは高級感があり、独特の質感を楽しめる

それぞれに特徴があるので、用途や好みに合わせて選ぶことが大切です。

【内装クロス①】ビニールクロスの特徴

ビニールクロスは、最も一般的に使われている内装クロスで、耐久性が高く、水や汚れに強いのが特徴です。掃除も簡単で長持ちするため、多くの家庭で選ばれています。デザインの種類も豊富で、木目調や石目調など様々な柄を楽しめます。リビングやキッチン・子供部屋はもちろん、水回りや汚れやすい場所での使用もおすすめです。

<ビニールクロスのメリット>

ビニールクロスの大きな魅力は、価格の安さと実用性の高さです。耐久性に優れており、水や汚れに強いため、日常の掃除も簡単に行えます。特に、油汚れも拭き掃除で落とせるのが特徴です。


また、消臭・抗菌・防カビなどの機能を備えた商品も多数開発されています。デザインのバリエーションが豊富で、空間に合わせて様々なコーディネートが可能です。防火性能も高く、安全面でも優れています。

<ビニールクロスのデメリット>

一方で、ビニールクロスには健康面や環境面での懸念もあります。接着剤にホルムアルデヒドが含まれる場合があり、健康面への影響を心配する声もあります。また、廃棄時に焼却するとダイオキシンが発生する可能性があります。


近年では、塩化ビニールの使用量を減らしたり、接着剤にデンプン糊を使用するなどの改良も進んでいますが、シックハウス症候群などのアレルギー対策をしたい方は注意が必要かもしれません。通気性もあまり良くないため、結露やカビの原因になることもあります。

【内装クロス②】紙クロスの特徴

紙クロスは、自然な風合いが特徴の内装クロスです。通気性が良く、湿気を調整する効果があるため、快適な室内環境を作ります。


ただし、水に弱く傷つきやすいため、水回りや汚れやすい場所での使用は避けた方が良いでしょう。ビニールクロスに比べると耐久性が低く、張り替えの頻度が高くなります。紙クロスは、寝室や和室など、落ち着いた雰囲気を作りたい場所に適しています。

<紙クロスのメリット>

紙素材の壁紙は、音を吸収し空気を通す性質があるため、落ち着いた雰囲気が欲しい寝室や和室に最適です。和紙のクロスを使えば柔らかな印象に、輸入洋紙ならヨーロッパ風の鮮やかな雰囲気を演出できます。


自然な風合いが特徴で、湿気を調整する効果もあるため、快適な室内環境の維持に貢献します。環境に優しく、体に害を及ぼす化学物質も少ないため、健康に配慮した住まいづくりを考える方に人気があります。

<紙クロスのデメリット>

紙クロスはビニールクロスに比べて薄いため、下地処理が不十分だと目地が目立ってしまうことがあります。特に凹凸のある壁に貼るのは難しく、時間の経過とともに膨張・収縮する可能性もあるため、目地が目立つことがあります。このため、紙クロスの施工経験が豊富な業者に依頼することが重要です。


また、施工の手間がかかることから費用が高額になりやすい点も考慮すべきでしょう。さらに、摩擦に弱いため、長持ちさせるには注意が必要です。商品によっては水拭きができないものもあり、汚れが付くとシミになるリスクもあります。

【内装クロス③】織物クロス(布クロス)の特徴

織物クロスは破れにくく丈夫で、水に濡れても伸びにくいという特性があります。

  • 木綿・麻といった自然素材を使用したタイプの壁紙
  • パルプ・ポリエステル・レーヨンなどの化学繊維を絡み合わせた不織布壁紙
  • シルク素材・サテン素材の壁紙

高級感や重厚感があり、落ち着いた雰囲気を演出できるため、美術館やホテルなどで多く使われています。お手入れ方法としては、ホコリが吸着しやすいので、はたきでの掃除が適しています。水拭きは避けた方が良いでしょう。

<織物クロス(布クロス)のメリット>

布クロスの最大の魅力は、独特の風合いと質感です。自然素材ならではの凹凸感と美しさがあり、高級感のある空間を作り出します。湿気の多い時には水分を吸収し、乾燥している時には水分を放出するため、快適な室内環境の維持に役立ちます。

<織物クロス(布クロス)のデメリット>

織物クロスは汚れが付着すると落としにくく、水洗いができないため、キッチンなど汚れやすい場所には不向きです。価格も比較的高めで、日光による色あせも起こりやすいという欠点があります。また、防火性のある商品が限られているため、火気を使う場所での使用には注意が必要です。

内装クロスのメンテナンス方法

内装クロスを長く美しく保つためには、適切なメンテナンスが欠かせません。ここでは、日常的なお手入れ方法や傷や汚れの補修方法、クロスの寿命と張り替え時期について説明します。

内装クロスの日常的なお手入れ

内装クロスの日常的なお手入れは、定期的に行うことが大切です。まず、柔らかい布やハタキでほこりを払います。汚れがひどい場合は、水で薄めた中性洗剤を使って軽く拭きます。


ただし、クロスの種類によっては水拭きができないものもあるので、注意が必要です。特にビニールクロス以外は水に弱いので、湿った布で軽く拭く程度にしましょう。


また、直射日光や暖房器具の熱で、クロスが変色したり劣化したりすることがあるので、カーテンやブラインドで日光を調整したり、暖房器具をクロスに近づけすぎないようにしたりすることも大切です。

内装クロスの傷や汚れの補修方法

内装クロスに傷や汚れができてしまった場合、補修方法がいくつかあります。小さな傷や汚れの場合、クロスと同じ色の補修用ペンやパテを使って目立たなくすることができます。大きな傷や剥がれの場合は、部分的にクロスを張り替える方法があります。


ただし、色や柄を完全に合わせるのは難しいので、目立たない場所で試してみるのが良いでしょう。水濡れや膨らみなどの深刻な損傷の場合は、専門家に相談することをおすすめします。


クロスの種類や損傷の程度によって適切な対処法が異なるため、素人判断での修復は避けたほうが良いでしょう。特に、ビニールクロス以外の紙クロスや布クロスは水に弱いため、水を使った修復は避ける必要があります。

内装クロスの寿命と張り替え時期

内装クロスの寿命は、使用する素材や環境によって大きく異なります。張り替え時期の目安としては、色あせや変色が目立つ、剥がれやめくれが多くなる、汚れが落ちにくくなるといった症状が出てきたときです。また、リフォームや模様替えの際に、雰囲気を一新したい場合も、クロスの張り替えを検討するタイミングとなります。


ビニールクロスは耐久性が高く、他の素材と比べて長持ちする傾向がありますが、それでも経年劣化は避けられません。一方、紙クロスや布クロスは、ビニールクロスに比べると耐久性が低く、張り替えの頻度が高くなる可能性があります。


クロスの状態を定期的にチェックし、劣化が気になる場合は、専門家に相談して適切な時期と方法を選ぶことが大切です。適切なタイミングでの張り替えは、室内環境を快適に保ち、建物の価値を維持することにつながります。

【まとめ】内装クロスは種類や特徴を理解した上で適切なものを選ぼう

内装クロスは部屋の雰囲気を決める重要な要素です。ビニールクロス、紙クロス、布クロスの3種類があり、それぞれに特徴があります。


選び方のポイントは、部屋の用途・デザインと色・機能性です。適切なメンテナンスを行うことで、クロスを長く美しく保てます。内装クロス選びは快適な生活空間を作るうえで大切な決断となるため、種類や特徴を理解した上で自分の生活スタイルに合ったものを選ぶことが重要です。


内装デザインに関する専門的な知識が必要な場合は、株式会社バイソンにご相談ください。豊富な経験と知識を持つ専門家が、お客様の要望に合わせた最適な内装クロスの提案から施工までトータルサポートいたします。

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