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整骨院の内装デザインのポイントとは?失敗しないポイント5選を解説

整骨院の内装デザインは、患者さんの信頼感や満足度に大きな影響を与えます。適切な内装デザインは、治療効果の向上だけでなく、リピート率の増加にもつながります。この記事では、整骨院の内装デザインにおける重要なポイントと患者さんに選ばれる空間づくりの方法について解説します。

整骨院の内装デザインの特徴と重要性

整骨院の内装デザインは、単なる見た目の問題ではありません。適切な内装デザインは、患者さんの心理的な安心感を高め、治療効果を最大化する重要な要素です。清潔感のある空間、リラックスできる雰囲気、機能的なレイアウトなどが、患者さんの満足度向上に直結します。

整骨院の内装デザインにおける基本的な考え方

整骨院の内装デザインを考える上で、いくつかの基本的な考え方があります。これらの要素を適切に組み合わせることで、患者さんにとって魅力的な空間を創出できます。

清潔感と安心感の演出

整骨院では、清潔感と安心感を演出することが極めて重要となります。白を基調とした内装や清潔感のある素材の使用が効果的です。また、整理整頓された空間は、患者さんに安心感を与えます。


医療施設として信頼感を得るためには、床材や壁材の選択も重要な要素です。清潔感のある素材を選びながら、温かみのある雰囲気を演出することで、患者さんが安心して施術を受けられる環境が整います。

機能的で快適な空間づくり

施術のしやすさと患者さんの快適性を両立させることが大切です。動線を考慮したレイアウト・適切な広さの確保・快適な温度管理などは重要な要素だといえるでしょう。


特に、施術スペースの確保と患者さんのプライバシーへの配慮を両立させる必要があります。施術ベッドの配置や収納スペースの確保・パーテーションの設置位置など、細部にまで気を配ることで、スタッフの作業効率と患者さんの快適性が向上します。

ブランディングとの整合性

内装デザインは、整骨院のブランディングと整合性を持たせることが重要です。ロゴカラーの活用や、コンセプトに合わせた素材選びなどにより、一貫性のあるブランドイメージを構築できます。特に受付周りやエントランスは、ブランドイメージを印象付ける重要なポイントとなります。


また、施術方針や対象となる患者層に合わせた内装デザインを選択することで、より効果的なブランディングも可能です。これらの要素が調和することで、患者さんの記憶に残る空間となります。

整骨院の内装デザインで押さえるべき5つのポイント

整骨院の内装デザインにおいて、特に注意を払うべき具体的なポイントがあります。これらのポイントを押さえることで、患者さんにとって魅力的な空間を作り出すことが可能です。

①エントランスと待合室のデザイン

エントランスと待合室は、患者さんが最初に目にする場所です。この空間の印象が整骨院全体の印象を左右します。

第一印象を大切にする工夫

エントランスでは、明るく開放的な雰囲気を創出することが大切です。適度な照明、観葉植物の配置、清潔感のある床材の使用などが効果的です。これらの要素が、患者さんに安心感を与える第一歩となります。

快適な待合空間の創出

待合室では、快適に過ごせる空間づくりが重要です。適切な広さの確保、快適な椅子の選択、読書材の用意などが、患者さんの待ち時間のストレス軽減につながります。また、静かな音楽を流すことも効果的な方法の一つです。

②施術室のデザイン

施術室は、治療の中心となる重要な空間です。患者さんがリラックスして施術を受けられる環境づくりが求められます。

プライバシーへの配慮

施術室では、患者さんのプライバシーに配慮することが不可欠です。個室の設置や適切なパーテーションの使用により、プライバシーを確保します。


パーテーションの高さや配置は、圧迫感を感じさせない工夫が必要です。また、施術スペース間の距離にも配慮し、会話が他の患者さんに聞こえにくい環境を整えることが求められます。

リラックスできる環境づくり

施術室内では、患者さんがリラックスできる環境づくりが重要です。落ち着いた色調の使用、適度な照明の調整、静かな音楽の導入などが効果的です。天井や壁面のデザインも、リラックス効果を高める重要な要素となります。

③カラーコーディネート

整骨院の内装における色彩選択は、空間の印象を大きく左右します。適切なカラーコーディネートにより、患者さんに好印象を与える空間を作り出せます。

整骨院に適した色彩選択

整骨院には、白やブルーを基調とした清潔感のある色彩が適しています。これらの色は、医療施設としての信頼感を高める効果があります。適切な色彩選択は、患者さんの心理に大きな影響を与えます。

色彩による空間の印象操作

色彩を効果的に使用することで、空間の印象を操作できます。例えば、グリーンは安らぎを与え、オレンジは活力を感じさせます。各エリアの目的に応じた色彩選択が重要です。これにより、各空間の機能性を高められます。


色彩を効果的に使用することで、空間の印象を操作できます。例えば、グリーンは安らぎを与え、オレンジは活力を感じさせます。各エリアの目的に応じた色彩選択が重要です。各エリアの目的に応じた色彩選択が、空間の機能性を高めます。

内装クロスの選び方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

内装クロスの選び方完全ガイド:種類別メリット・デメリットを徹底解説

④整骨院の照明計画

適切な照明計画は、整骨院の雰囲気づくりに重要な役割を果たします。各エリアの用途に合わせた照明選択が求められます。

各エリアに適した照明の選択

待合室では明るく開放的な照明、施術室では落ち着いた照明というように、各エリアの目的に合わせた照明選択が重要です。LED照明を選ぶことで、省エネルギーと快適な光環境の両立が叶います。照明の色温度や明るさは、空間の用途や時間帯によって適切に調整できるようにしておくと良いでしょう。

光による癒し効果の創出

間接照明やスポットライトの使用により、癒しの効果を高めることができます。自然光の取り入れも、患者さんのリラックスに効果的です。特に待合室や施術室では、光の質や量に細心の注意を払う必要があります。

⑤設備とインテリアの選択

整骨院の設備やインテリアは、機能性と美観の両立が求められます。適切な選択により、効率的な運営と快適な空間の両立が可能になります。

機能性と美観のバランス

施術ベッドや医療機器などの設備は、機能性を重視しつつ、デザイン性にも配慮したものを選択します。インテリアも同様に、機能性と美観のバランスを取ることが重要です。特に施術に使用する機器類は、空間の美観を損なわないよう配慮する必要があります。

収納スペースの確保と整理整頓

十分な収納スペースを確保し、常に整理整頓された状態を保つことが大切です。収納の扉デザインや取っ手の選択は、空間の統一感に影響を与える要素となります。タオルや備品の収納・医療機器の保管など、必要な物をすぐに取り出せる動線設計をしっかり考えることが重要です。

法的要件と構造設備基準への対応

整骨院の内装デザインを考える上で、法的要件や構造設備基準への対応は欠かせません。これらの基準を満たすことで、安全で適法な施設運営が可能になります。

保健所の構造設備基準について

保健所が定める構造設備基準には、施術室の適切な広さの確保・待合室の設置・衛生設備の基準など、詳細な要件が定められています。施術室と待合室は十分な広さを確保する必要があり、手洗い設備や消毒設備の設置も必須です。


また、採光や照明・換気設備についても適切な基準を満たす必要があります。これらの基準は患者さんの安全と快適な治療環境の確保に直結します。

バリアフリー対応の重要性

高齢者や身体に不自由のある方も利用しやすいよう、バリアフリー対応は重要です。通路やドア・トイレなどは、車椅子の方が快適に利用できる広さを確保しておくことが求められます。また、受付カウンターについても、車椅子の方に配慮した高さに設定するのがおすすめです。これらの配慮により、すべての患者さんが安心して利用できる環境が整います。

整骨院の内装工事における注意点

整骨院の内装工事を進める上で、いくつかの注意点があります。これらに留意することで、スムーズな工事進行と満足度の高い仕上がりが期待できます。

適切な業者選定のポイント

内装工事業者の選定は慎重に行う必要があります。整骨院の内装に精通した業者を選ぶことで、専門的なアドバイスを受けられ、効率的な工事進行が可能になります。業者選定の際は、過去の施工実績や評判を確認することが重要です。特に医療施設の施工経験が豊富な業者を選ぶことで、保健所の構造設備基準に適合した確実な施工が期待できます。


また、アフターフォロー体制が整っている業者を選ぶことで、開業後も安心して施設を運営できます。設計から施工までをワンストップで依頼できる業者を選ぶことで、一貫性のある空間づくりが可能です。

コスト管理と予算配分の考え方

内装工事には適切なコスト管理が不可欠です。施術スペースや待合室など、患者さんの目に触れる部分には十分な予算を確保し、高品質な仕上がりを目指します。一方で、バックヤードなどは機能性を重視した予算配分とすることで、全体的なコストバランスを取ることができます。


また、将来的な拡張や改装の可能性も考慮に入れた予算計画も重要です。設備投資の優先順位を明確にし、段階的な整備計画を立てましょう。

整骨院の内装工事の費用相場はいくら?

整骨院の内装工事費用は、物件の立地や種類、導入する設備・機器などによって大きく変動します。適切な予算計画を立てるために、費用の相場と内訳を把握しておくことが重要です。

整骨院の内装工事の費用の相場

整骨院の内装工事費用の相場は、坪単価20万〜50万円程度です。20坪の物件であれば、400万〜1000万円程度の内装工事費用が必要となります。なお、費用は物件の立地や種類(居抜きかスケルトン)、導入する設備・機器などにより変動します。


居抜き物件の場合は、前借主の内装や設備を活用できるため、坪単価20万〜30万円程度に抑えることができます。一方、スケルトン物件の場合は、一から内装や設備をデザインする必要があるため、坪単価30万〜50万円程度となります。

費用の節約方法

内装工事費用を抑えるためには、いくつかの方法があります。

居抜き物件の利用前借主が施工した内装や設備を活用することで、工事費を抑えることができます
設備・機器・什器の中古品やリース品の活用状態を確認して、比較的新しい中古品やメンテナンス付きのリース品を選びましょう
内装材や設備・機器・什器のグレード検討患者の目に触れない部分(従業員の休憩室や在庫の保管棚など)の費用を抑えることができます

また、デザインへのこだわりを厳選することも有効です。複数の業者から見積もり(相見積もり)を取ることで、工事の内容や費用を比較し、適正価格で工事できる業者を見極めることができます。

居抜き物件の活用

居抜き物件は、前借主が施工した内装や設備を利用できるため、工事費用を抑えることができます。ただし、内装デザインの自由度は限定的になります。

まとめ

整骨院の内装デザインは、患者さんの信頼獲得と治療効果の向上に直結する重要な要素です。清潔感、機能性、快適性を重視しつつ、法的要件にも適合した空間づくりが求められます。


整骨院の内装デザインについて、より専門的なアドバイスが必要な場合は、愛知県、三重県、岐阜県、静岡県で豊富な施工実績を持つ株式会社バイソンにご相談ください。経験豊富なスタッフが、お客様のご要望に沿った最適な内装プランをご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。

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