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【プロが解説】美容室の内装で後悔しないためのポイント

美容室の内装は、お客様の印象を大きく左右する重要な要素です。デザインの美しさだけでなく、機能性や利便性、快適性なども考慮しなければなりません。せっかく開業する美容室の内装を失敗せず、理想的な空間を実現するためには、しっかりとした準備と知識が必要不可欠です。この記事では、美容室の内装で失敗しないための7つのポイントを詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

美容室の内装を決める前に明確にすべきコンセプトとは

美容室の内装を決める前に、まずはコンセプトを明確にすることが重要です。コンセプトを決めることでデザインの方向性が定まり、お客様のニーズに合った空間を作ることができます。コンセプトが曖昧なまま内装を進めてしまうと、完成後に「イメージと違う」といった問題が生じる可能性があります。

ターゲット層を意識した美容室内装のコンセプト作り

美容室のコンセプトを決める際には、ターゲット層を意識することが大切です。年齢層や性別、ライフスタイルなどを考慮し、お客様が求める雰囲気やサービスを提供できるようなコンセプトを設定しましょう。


例えば、若い女性をターゲットにする場合は、明るくポップな色使いやSNS映えするフォトジェニックなスペースを取り入れるのが効果的です。一方、大人の女性向けであれば、落ち着いた色合いや上質な素材を使用し、ゆったりとくつろげる空間を演出するのがおすすめです。

他店との差別化につながるオリジナリティの追求

美容室は競合が多い業界です。他店との差別化を図るためには、オリジナリティのあるコンセプトを追求することが重要です。独自性のあるデザインや特別なサービスを提供することで、お客様に強い印象を与えることができます。


例えば、自然素材にこだわったオーガニックサロンやアートギャラリーのような空間演出を取り入れたサロンなど、他店にはない魅力を打ち出すことでお客様からの注目を集めることができるでしょう。

美容室の内装デザインを決める3つのポイント

美容室の内装デザインを決める際には、色や素材選びが重要なポイントになります。コンセプトに合ったデザインを実現するためには、これらの要素を適切に選択し、組み合わせる必要があります。ここでは、デザインを決める際のヒントを紹介します。

美容室の雰囲気を左右する色選び

美容室の雰囲気を左右するのが、色選びです。コンセプトに合った色を選ぶことで、お客様に伝えたい印象を与えることができます。例えば、落ち着いた雰囲気を演出したい場合は、ベージュやブラウンなどの暖色系の色を選ぶのがおすすめです。


一方、モダンでスタイリッシュな印象を与えたい場合は、ホワイトやグレー、ブラックなどのモノトーンカラーを使うのが効果的です。また、アクセントカラーを取り入れることで空間に変化を与え、印象的なデザインを実現できます。

美容室の内装素材選びで失敗しないためのチェックポイント

内装で使用する素材は、デザインだけでなく、耐久性や清掃のしやすさなども考慮する必要があります。床材は、髪の毛や薬剤に強い素材を選ぶことが重要です。


タイルやビニル床材などが適しています。また、壁材は汚れが目立ちにくく、掃除がしやすい素材がおすすめです。クロスや塗装などが一般的ですが、タイルやレンガ調の壁紙を使うことでデザイン性を高めることもできます。素材選びで迷ったら、サンプルを取り寄せて実際に触れてみるのも良いでしょう。

おしゃれな美容室に共通するデザイン要素

おしゃれな美容室に共通するデザイン要素として以下のような項目が挙げられます。

  • シンプルで洗練された家具
  • 特徴的なアクセント照明
  • 観葉植物などのグリーン

また、質感のある素材の組み合わせも重要で、木材、金属、タイル、ファブリックなどを調和させることで、奥行きと温かみのある空間が生まれます。カラーコーディネートは、トレンドを取り入れつつも長く愛される配色を選びましょう。


近年は、ナチュラルな色合いをベースにした落ち着いたデザインが多くの美容室で採用されています。これらの要素をバランスよく取り入れることで、独自性のある魅力的な美容室空間を実現できます。

美容室のレイアウトを考える際の注意点

美容室のレイアウトを考える際には、動線や照明などに注意する必要があります。お客様とスタッフが快適に過ごせる空間を実現するためには、これらの要素を適切に配置することが求められます。ここでは、レイアウトを考える際の注意点を紹介します。

動線を意識した美容室の設備配置

美容室では、お客様とスタッフの動線が交差しないように設備を配置することが重要です。ワゴンやドレッサーの位置を工夫することで、スムーズな動線を確保できます。


また、待合スペースと施術スペースを分ければ、お客様のプライバシーにも配慮できます。レイアウトを考える際は、実際に動いてみて動線に無理がないかチェックしましょう。

美容室の快適性を高める照明の選び方

美容室の照明は、お客様の快適性を高める重要な役割を担っています。全体的に明るすぎず、暗すぎない光量を確保することが大切です。また、セット面やシャンプー台には、スポットライトを設置することで、作業がしやすくなります。


照明の色温度も重要で、暖色系の光は肌をきれいに見せる効果がありますが、髪の色を確認する際は、昼白色の光が適しています。シーンに合わせて照明を使い分けることで、快適性を高めることができます。

保健所の「規定」を守った美容室内装設計の重要ポイント

美容室の内装設計では、保健所の規定を遵守することが開業許可取得の必須条件です。重要なポイントとして、適切な給排水設備の設置があります。シャンプー台の排水や給湯設備は基準に適合させなければいけません。


床や壁は防水性があり清掃しやすい素材を選び、特にシャンプーコーナーは防水施工が必須です。また、薬剤使用に対応した換気設備の設置や、セット面・シャンプー台の適切な間隔確保も重要となります。地域によって詳細は異なるため、計画の段階で管轄の保健所へ相談してみましょう。

美容室に必要な設備と選び方

美容室には、セット面やシャンプー台など、様々な設備が必要です。これらの設備は、美容師の作業効率や、お客様の満足度に直結するため、慎重に選ぶ必要があります。ここでは、設備の選び方について紹介します。

セット面・シャンプー台の選定基準

セット面やシャンプー台は、美容師の作業効率に大きな影響を与える設備です。働きやすさを考慮し、高さや角度が調整できるタイプを選ぶのがおすすめです。


また、お客様の快適性を高めるために、座り心地のよい椅子を選ぶことも大切です。素材や形状、カラーなども、サロンのコンセプトに合ったものを選びましょう。

収納や店舗什器の活用法

美容室では、多くの道具や薬剤を使用するため、収納スペースの確保が重要です。ワゴンやキャビネットを効果的に活用することで、スッキリとした空間を保つことができます。


また、什器を使って商品を陳列することで、店販の売上アップにもつながります。収納や什器は、デザイン性だけでなく、機能性や耐久性も考慮して選ぶようにしましょう。

美容室の内装工事で起こりやすいトラブルと対策

美容室の内装工事では、様々なトラブルが起こる可能性があります。トラブルを未然に防ぐためには、事前の準備と適切な対応が欠かせません。ここでは、起こりやすいトラブルと対策を紹介します。

美容室工事の遅れを防ぐための工夫

内装工事では、工期の遅れが起こりやすいトラブルの一つです。遅れを防ぐためには、事前に工程表を作成し、進捗状況を定期的に確認することが大切です。


また、資材の調達や職人の手配を早めに行うことで、スムーズな工事進行が期待できます。万が一、工期に遅れが生じそうな場合は、早めに対応策を講じることが重要です。

美容室内装工事で追加費用が発生するケース

内装工事では、当初の見積もりから追加費用が発生するケースがあります。例えば、既存の設備の老朽化が進んでいたり、床の下地が傷んでいたりする場合、追加工事が必要になることがあります。


見積もりの段階で、これらのリスクを考慮しておくことが重要です。また、工事中に設計変更が生じた場合にも、追加費用が発生する可能性があります。変更が必要な場合は早めに施工業者と相談し、費用の見直しを行いましょう。

美容室の内装を改装するタイミング

美容室の内装は、年数が経つと劣化が進みます。リニューアルを適切なタイミングで行うことで、お客様の満足度を維持し、売上アップにつなげることができます。ここでは、リニューアルが必要なサインを紹介します。

美容室の老朽化をチェックするポイント

美容室の内装で老朽化が進みやすいのは、床や壁、天井です。ひび割れやはがれ、シミなどがある場合は、リニューアルを検討する必要があります。また、設備の故障や不具合もリニューアルの判断材料になります。定期的に内装のチェックを行い、早めの対応を心がけましょう。

店舗イメージを変えるタイミング

美容室の内装は、店舗のイメージを大きく左右します。お客様のニーズや嗜好の変化に合わせて、定期的にイメージを変えることが重要です。売上の低下や来店客数の減少が見られる場合は、リニューアルを検討するタイミングと言えます。また、周辺に新しい競合店がオープンした場合や店舗コンセプトを見直す際にも、リニューアルを検討すると良いでしょう。

美容室内装の専門会社を選ぶポイント

美容室の内装を成功させるためには、適切な内装専門会社を選ぶことが重要です。専門知識と経験を持つ業者に依頼することで、理想的な空間づくりが可能になります。ここでは、美容室内装の専門会社を選ぶ際のポイントを解説します。

施工実績と過去の事例をしっかり確認しよう

内装会社を選ぶ際は、まず施工実績を確認することが重要です。特に美容室の内装実績が豊富な会社を選ぶことで、業界特有の知識や技術を活かした提案が期待できます。施工事例の写真や実際の店舗を確認し、デザイン性や機能性、仕上がりの質をチェックしましょう。


実績が多い会社は、様々なスタイルの美容室を手掛けている可能性が高く、あなたの求めるデザインや機能に対応できる可能性も高まります。また、過去の施工事例を通じて、その会社の得意とするデザインスタイルや技術レベルを把握することができます。


可能であれば、施工実績のある美容室のオーナーに直接話を聞くのも良いでしょう。施工期間中のコミュニケーションや、完成後のアフターフォローなど、実際に依頼した人の生の声は貴重な情報源となります。

>弊社の美容室の施工事例は、こちらをご覧ください!

予算・相場を比較して最適な業者を見極める

美容室の内装工事は決して安い買い物ではありません。予算内で最大の効果を得るためには、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。ただし、単に価格の安さだけで選ぶのではなく、提案内容や設計の質、使用する素材や設備なども含めて総合的に判断しましょう。


見積もりを依頼する際は、できるだけ詳細な条件を伝え、各社で同じ条件での比較ができるようにすることが重要です。見積もり内容に含まれる項目や、追加費用が発生する可能性についても確認しておきましょう。

美容室のイメージを共有できる業者を選ぶ

美容室の内装は、あなたのビジョンやコンセプトを形にするものです。そのため、打ち合わせの段階で、どれだけあなたの要望を聞き、理解しようとしているかをチェックしましょう。理想のイメージを伝えるには、具体的な写真や事例を用意したり、好みの色やテイスト、雰囲気などを明確に伝えることが効果的です。また、専門用語を使わずに分かりやすく説明してくれる業者は、コミュニケーション能力が高く、信頼できる可能性が高いと言えます。


デザインの提案方法も重要なポイントです。3Dパースや詳細な図面、素材サンプルなどを用いて、完成イメージを具体的に示してくれる業者であれば、イメージのずれを防ぎ、満足度の高い仕上がりが期待できます。施工中も定期的に進捗状況を報告し、必要に応じて相談や調整ができる体制が整っている業者を選ぶことで、より理想に近い美容室の内装が実現できるでしょう。

【まとめ】失敗しない美容室内装デザインを実現するために

美容室の内装は、お客様の印象を左右する重要な要素です。成功させるためには、コンセプト設定、色や素材の選定、機能的なレイアウト、適切な設備の選択など、多くのポイントを押さえる必要があります。特に、ターゲット層を意識したデザインと差別化、効率的な動線計画、保健所の規定対応は欠かせません。内装工事では予想外のトラブルに備え、適切なタイミングでのリニューアルも重要です。


店舗内装工事でお悩みの方は、ぜひ株式会社バイソンへご相談ください。バイソンは、愛知県名古屋市を中心に、三重県・岐阜県・静岡県の東海4県で、幅広い業種の店舗内装工事を手がけてきた実績があります。デザインから施工、アフターフォローまで、一貫したサービスを提供し、店舗オーナーの想いを形にします。ぜひ、バイソンの経験と知見を活かして、魅力的な美容室づくりを実現してください。

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